鉄触媒を活用 農業活性化プロジェクトで成果 LIFULL Agri Loop2025年5月20日
LIFULL Agri Loop(ライフル アグリループと、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)、NEXT AGRI WORKの3社は、栃木県那須で実施中の農業活性プロジェクトにおける、鉄を使った特別な土壌改良材(LAL鉄触媒)を活用したほうれん草の栽培で、収穫量と糖度の向上を確認。鉄触媒は農地の劣化を防ぐ効果もあり、高収益な農業モデルの実現につながる取り組みとして、他の作物でも検証を続ける。
独自の抗酸化技術「LAL技術」
LAL鉄触媒は、酸化を抑える水性鉄触媒の効果を活用し、過剰な酸化反応を防ぐことで、健やかな環境を提供する技術。同プロジェクトでは、2月から農地の整備、土づくり、ほうれん草の栽培を始め、4月に収穫を迎えた。収穫したほうれん草は、えぐ味や苦みの元になる硝酸態窒素含量が55%削減し、甘みを示す糖度が11.4%向上。従来の方法に比べて1.7倍の収量を確認された。
土壌改良材LAL鉄触媒を活用したほうれん草の栽培
このほうれん草は地元の飲食店で「那須エリアでしか食べられない」新鮮で高品質な野菜として提供を開始。5月以降は、これまで可視化が難しかった土壌中の肥料成分やpHなどのリアルタイム計測を始め、土壌環境により適した栽培計画の策定を支援していく。
土壌改良材のLAL鉄触媒
この取り組みは、(一社)ナスコンバレー協議会が運営する国内最大規模のリビングラボ「ナスコンバレー」の一貫で実施。今後3社は、サラダ野菜、米、イチゴなどの季節ごとの作物についても本技術を活用し、農作物の高品質化を進める。また、地元農家や飲食店との連携も深め、地域農業の活性化、地産地消の推進、環境負荷の低減に取り組む。
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