農協協会について
一般社団法人 農協協会とは
一般社団法人 農協協会は戦前、農業協同組合新聞の創業者である前常任理事 田中豊稔が東京帝国大学在学中、当時世界恐慌の中で困窮にあえいでいた農村の経済更生運動に身を投じ、昭和4年帝国大学卒業と同時に「経済更生新聞」を発刊したことに始まります。
昭和23年、農業協同組合新聞と改称、協同組合協会として新聞の発行、「季刊 農政の動き」の刊行、農協機関誌全国コンクールの実施等の事業を重ね、農協運動に対する建設的な批判と農協事業の推進を通して農協運動の民主的運動の発展に資してまいりました。
農協運動の転換期にあたる昭和35年、系統運動と併行してこの系統組織と密接な関係を持ちながら、しかも自由な立場から批判・協力を行い、広く国内外に視野を開き、農協の自主的な発展に寄与する方向を与えることができる組織が必要であると、初代の農林事務次官石黒武重が中心となり、丸岡秀子、打越顕太郎、小川豊明、中村吉治郎、鈴木一、平尾卯二郎、宮城孝治、宮脇朝男が発起人となり、社団法人農協協会が設立されました。
農協協会定款では、「農協における協同組合運動の実践者の同志的結集をはかり、協同意識の高揚を通して協同組合理念の啓発、農業生産の協同化活動を促進し、もって農村における協同組合組織の民主的発展に資すること」を目的としております。
当協会は以上のような目的達成のため、現在次の事業を行っております。
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ホームページ「JAcom」の運用
平成12年3月にホームページ「JAcom」を業界に先がけて開設いたしました。 農政ニュース、アグリビジネス情報、人事情報、農業・農政解説記事のなど毎日更新しており、1日のアクセス数は50000~60000件あり、幅広い読者の方々に見ていただいています。 -
農業・JAに関する調査
農業・JAに関する調査を毎年実施しております。調査により農業・JAの現状を正確に把握し、分析結果を「農業協同組合新聞」紙上で掲載、現場が抱える問題や課題など関係機関に問題を提起し、提案しております。
主な調査として、JAの米事業、農薬などの生産資材の取扱実態、農業生産法人の経営動向、農政に対するJAの意識調査など、現場での取り組みを把握するものが中心となっています。
調査設計や分析は大学研究者などの専門家が監修しており、精度の高い調査と分析を行っております。 -
出版事業
JAグループと関連企業のデータを掲載した「農協・関連企業名鑑」(年1回)を発刊しています。その他、パンフレット、調査報告書など農業に関する資料を作成しています。 -
"農協運動の仲間達が贈る"農協人文化賞の開催(農協人文化賞選考委員会の事務局)
「農協人文化賞」は昭和52年に農協法公布30周年を記念して制定されました。現在は谷口信和 東大名誉教授を選考委員長に、広く農協内外から公募し、選考委員会で表彰者を決定、農業、農村の振興と農協運動の発展に貢献された功労者を表彰します。 -
「農業協同組合研究会」の活動(農業協同組合研究会の事務局)
新しい農協像の確立のために、JAグループ関係者や研究者が中心となって、平成17年4月「農業協同組合研究会」(会長:梶井功 前東京農工大学学長)が設立されました。
この研究会は、農業、JAに対する思いを同じくするJAグループ役職員やOB、研究者などが参加し、意見交換や議論を通し、日本農業の進むべき方向やJAのあり方などを探る研究会です。お互いに意見を述べ合い、協同組合運動の理論の深化を図り、新しい農協像を提示し、農協を活性化するための提案をすることがこの研究会の目的です。 定期的に開催するシンポジウムや課題別研究会で新しい提案や提言を発信しています。
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