米を買うときに重視「国産米」77.8% お米についての緊急アンケート 日本生協連2025年5月9日
日本生活協同組合連合会は、「お米についてのアンケート調査」の結果を取りまとめた。日本生協連は、直近の需給混乱を念頭に、主食の米の利用実態を把握し、生産者と産地の取り組みに役立てることを目的に、2021年から調査を開始。今回は価格上昇などの背景から、全国の組合員を対象に、緊急でWEBアンケートを実施した。(調査期間:3月11日~3月18日、有効回答数:6342件)
1日に1回以上お米を食べている人は全体の95.2%
同調査で各家庭で米を食べる頻度を尋ねたところ、「1日に2回程度(52.7%)」と回答した割合が最多。続いて「1日に1回程度(25.2%)」、「1日に3回以上(17.4%)」という結果で、全体の95.2%が1日に1回以上、米を食べていることが判明した。前回2024年10月と比べると、「1日に2回程度」は1.2%増加、「1日に3回以上」は1.2%減少しており、1日に米を食べる頻度は前回調査時よりもやや減少した。
Q:あなたのご家庭で、お米を食べる頻度を教えてください。(答えはひとつ)
お米を食べる頻度は「変わらない(80.0%)」が最多
直近の6か月において、米の価格上昇にともない、米を食べる頻度が変化したかを尋ねたところ、「変わらない(80.0%)」、「減少した(16.9%)」、「増加した(2.3%)」という結果に。「変わらない」と回答した理由については「米が好きだから」「主食だから」「値上しているが他の食品も同様だと思うから」等が挙げられた。「減少した」と回答した理由については、「高価だから」が最多だった。
Q:直近の6ヶ月間において、あなたのご家庭で価格上昇により、お米を食べる頻度は変わりましたか。
(答えはひとつ)
米の代わりによく食べるようになったものは「ない・変わらない(82.8%)」が最多
米の代わりによく食べるようになったものがあるかを聞くと、「特にない・今までと変わらない(82.8%)」、「お米の代わりによく食べるようになったものがある(17.2%)」という結果に。「お米の代わりによく食べるようになったものがある(17.2%)」との回答のうち、具体的な品目について自由回答(複数回答可)で尋ねたところ、「パン(426件)」、「麺(「めん」を含む、311件)」、「うどん(340件)」などが挙がった。
Q: あなたのご家庭で、お米の代わりによく食べるようになったものがあれば、教えてください。(答えはひとつ)
お米を買うときに重視することは「国産米である(77.8%)」が最多
さらに、米を買うときに重視することについて聞いたところ、「国産米である(77.8%)」、「銘柄(40.5%)」、「量(34.3%)」、「産地(33.6%)」が上位を占めた。一方で前回2024年10月調査と比較すると、「銘柄」は8.0%、「産地」は9.5%減少。特に「味の好み(26.5%)」は12.3%の大幅減少しており、前回調査では第3位だったが、今回調査では第6位までランクダウンした。
一方で「価格が安い(33.1%)」は1.8%増加しており第5位にランクイン。米の価格上昇が続いた場合に重視しなくなることについて最も多かった回答は「わからない・特にない(33.9%)」。その後「銘柄(30.4%)」、「産地(19.0%)」が続き、直近の価格高騰の影響により、価格以外で、米について重視する事・こだわる事が減少する結果となった。
Q:あなたがお米を買うときに重視することを教えてください。(答えはいくつでも)
重要な記事
最新の記事
-
コシヒカリ(上)概算金、2.1万円を最低保証 「安心して生産できるため」 JAしまね2025年5月12日
-
概算金の最低保証2.2万円 米農家からの聴き取り参考に JA越前たけふ2025年5月12日
-
37年ぶりの国主催の国際園芸博 国民全員が「農」を考える契機に(1) 千葉大学客員教授・賀来宏和氏2025年5月12日
-
群馬県で豚熱 国内99例目2025年5月12日
-
大豆の収穫量 25万2400t 前年比3%減2025年5月12日
-
「所得補償で農業守れ」 経済・財政分析から提言 農協愛友会で三橋貴明さん講演2025年5月12日
-
食品産業の農業参入割合 17% 除々に増加2025年5月12日
-
三重県肥料農薬委員会開く JA全農みえ2025年5月12日
-
千葉の農業者向け「高温対策オンラインセミナー」5月14日に開催 JA全農ちば2025年5月12日
-
「3-R体験会」第2弾の「田植え」 5月10日に広島県内の親子15組53人招き開催 JA全農ひろしま2025年5月12日
-
最新の農機・営農情報を紹介 7月5、6日に「ダイナミックフェア2025」開催 JA全農いばらき2025年5月12日
-
【JA人事】JA鳥取西部(鳥取県)中西広則組合長を再任(4月28日)2025年5月12日
-
相模原市と包括連携協定を締結 JA相模原市2025年5月12日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」着物姿で「蓬莱橋」観光 静岡茶も飲み比べ JAタウン2025年5月12日
-
好調の「あずきバー」販売4億本に向けアイス工場を新設 井村屋2025年5月12日
-
「雹で傷ついた梅を活かし、日本の梅文化を継承」梅ボーイズがクラファン開始2025年5月12日
-
「大戸屋やさいクレヨン」食育プログラム 横浜市内の6店舗で展開 mizuiro2025年5月12日
-
「あまやさい地産地消推進店」増加へ事業拡大 兵庫県尼崎市2025年5月12日
-
「JRE MALLふるさと納税」GAP認証農産物特集ページ新設 日本GAP協会2025年5月12日
-
「FOOMA JAPAN 2025」で光選別機や業務用加圧式IH炊飯機などを展示 サタケ2025年5月12日