9~10月中晩生品種は要注意 トビイロウンカで奈良県病害虫防除所2020年9月24日
奈良県病害虫防除所は9月17日、9~10月にかけ、県内全域のおもに中晩生品種の栽培地域でトビイロウンカの発生が多くなるとして注意報を発した。
7月31日付で注意報を発しているが、9月に入ってから県内各地で坪枯れを確認。坪枯れには至っていなくても、9月中旬の巡回調査で発生ほ場22%と多い状況が続いており、幼虫密度の増加に伴って今後被害が拡大するとみて重ねて注意を促したもの。
収穫間際の水稲品種収穫適期の範囲で早めの収穫を求め、坪枯れの前兆となる黄化があればその部分の寄生の有無を確認し直ちに防除することとした。黄化が見られなくてもほ場全般では偏りがあり、ほ場内に入ってよく観察することを求めている。1株当たり3頭以上の成幼虫がいれば防除の対象になる。
8月に防除を行っていても、薬剤の残効が切れた後にトビイロウンカが飛来して増殖している可能性もあるため、発生状況の確認は欠かせない。
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