エーコープ店舗に「くらしモア」ブランドを採用 全農2025年6月23日
JA全農は6月23日付でニチリウグループ(日本流通産業(株))に加盟したと発表した。同グループの価格訴求型PBである「くらしモア」をエーコープ店舗で新たに採用して利用者の幅広いニーズに応えるとともに、エーコープマーク品のブランドも刷新を図る。
主要小売業ではPB(プライベートブランド)が売上に占める構成比が約10%まで拡大しており、小売業にとって重要な経営戦略の一つになっている。
JAグループのPBである「エーコープマーク品」は全国476店舗で販売されているが、売上額は約45億円で全売上額3000億円のうち1.5%にとどまっている。
そのため価格訴求型のPBとしてニチリウグループの「くらしモア」を新たに採用するため同グループに加盟した。
「くらしモア」は加工食品、日配食品、菓子類など2000アイテムあり、これを採用することでエーコープ店のPB全体のボリュームを上げる。どのアイテムを採用するかは、今後検討し来年の2月下旬ごろに店頭に並ぶ見込みだという。
一方、エーコープマーク品は600アイテムが店舗で販売されているが、今回の加盟を機に、国内産の原材料を優先使用し、安全・安心を基本理念とするハイクオリティブランドとして位置づける。
そのためブランドコンセプトを新たに「"農"とくらしに寄り添う」と設定し、これを開発の骨格としてエーコープマーク品の刷新を図る。全農によると今年下期から来期にかけて商品の見直しを進める。全農はブランド刷新よって「さらに売り上げを伸ばしたい」としている。
ニチリウグループは16社・3生協が加盟し店舗は2641店、売上高は3兆8000億円、これにエーコープ店舗が加盟することで4兆1000億円程度の売上高が見込まれている。
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